ブラインドゴルフのルール

はじめに

 本編は障害者用にゴルフ規則を許される範囲内で修正しようとしたものであり、 健常者のためにゴルフ規則を改訂しようとするものではない。

 ゴルフ規則同様に、本書で取り上げられているゴルフ規則の部分的な修正は、 その基本となっているものの考え方も含め、すべて R&A (ロイヤルアンドエインシェント・ゴルフクラブ・オブ・セントアンドリュス)と USGA (全米ゴルフ協会)の合意の所産である。

 本書はそれに基づいてJGA((財)日本ゴルフ協会)がR&AとUSGAの承認を得て作成したものである。

障害者のためのゴルフ規則の修正

この規則はR&AとUSGAにより承認されたものである。

財団法人 日本ゴルフ協会

障害者のためのゴルフ規則の部分的修正

 障害者のためにゴルフ規則の一部を部分的に修正するに当たって最も望ましいことは、障害者が健常者や、自分のものとは違う障害をもっている他のゴルファーと一緒に、しかも対等に、ゴルフのプレーができるようにするということである。それは目標としては手厳しいものである。それだけに、同じ障害をもつ二人のゴルファー間の競技であればもっと簡単な答えがありそうに思える場合に、時として、一見不公平とも思われるような規則修正に終わっていることもありうる訳で、この点、大方のご理解を頂きたいところである。

 実際的な観点に立って、障害者を次のように一見して分かるような五つのグループに分け、そのそれぞれについて必要な規則修正を個別に考えることとする。

I. 視覚障害者
II. 義手・義足使用者
III. 杖・松葉杖使用者
IV. 車いす使用者
V. 知的障害者

 以下は、この項の始めに述べた最も望ましい仕上がりを最終的な目標として、障害者の方々に合うようにゴルフ規則を修正しようとするその一里塚である。しかしながら、これらの修正ゴルフ規則は、競技委員会がこれを採用することにした場合に限りその競技に適用となるものであること、すなわち、障害者が参加している競技にすべてこれらの修正規則が自動的に適用となるとは限らないということを強調しておかなければならない。